nimio
2008 年 11 月 7 日
今日は,UC Irvine Dourish Lab.のJohanna BrewerがTEI2007で発表した,協働グループのためのタンジブル・アンビエント・ディスプレイnimioを紹介します.
# いつの間にか11月の第1週が終わろうとしています.
# 10月は業務が色々と大変で疲れました...
Abstract
nimioは,単体の遊具であると同時にネットワークで接続された一連のタンジブルオブジェクトで構成されるシステムであり,分散環境におけるアクティビティ視覚化のためのインプット/アウトププット機能を持つ.nimioのシステムは,12の透明なシリコン遊具で構成されている.単一のnimioは形状と色で定義される.形状は,ピラミッド,キューブ,ドーム,シリンダの4種類あり,色は赤,緑,青の3種類である.初期状態では,赤,緑,青いずれかを発光している.また,これら2つの属性は,2つのfamily group – shape groupとcolor group – として機能する.
nimioは,音と2つのレベルでの動きを検出し,音と光を提示する.まず,1つのnimioが周囲の音を検出した場合,自分以外の全てのnimiosに対して,自らの光と同色の光を発光させ,音を鳴らせる.つまり,自分が赤色であれば,他のnimiosも赤色を発光する.次に,1つのnimioがそっと移動させられた場合,自分と同じ色または同じ形状のnimosに対して,同じ色を1秒ごとに点滅させる.つまり,自分が赤色でキューブの形状をしていれば,赤色のグループとキューブのグループの全てのnimiosが赤色に点滅する.最後に,1つのnimioが激しく揺さぶられた場合,自分と同じ色または同じ形状のnimiosに対して,同じ色を5秒間点灯させる.
nimisoのインタラクションデザインは意図的に制限が設けられておらず,オフィスなどで働く特定のグループにおける協調的な振る舞いの中に存在する独立したパタンを発見することを狙いとしている.
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色と形状を用いてデザイン属性のマトリクスを組んでいる点が興味深い.しかしながら,そのマトリクスを生かすインタラクションが実現されていない.文中には,この点について,同形状と同色のnimioに対してアウトプットを同期させていることで,曖昧さを意図的に増加させていると述べている.とはいえ,3つのアクションに対する光と音のon/offというインタラクションパタンでは,曖昧さ以前に単純化しすぎと言え,ヒトの気配が伝わったとしても,協調的な振る舞いを誘発することは困難ではないだろうか.
Idea
デザイン属性のマトリクスを組み,それぞれのフィールドにインタラクションパタンを設定することで,レイヤ構造を実現する.
Meta Info
:: desiner
Johanna Brewer
Amanda Williams
Paul Dourish
::affiliation
University of California, Irvine
::Publications
A handle on what’s going on: combining tangible interfaces and ambient displays for collaborative groups.
TEI 2007
Pages: 3-10
Baton Rouge, Louisiana, US.
February 15-17, 2007.
::URL
nimio
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